「核シェルター」を描いた映画たち!
核兵器が登場して以降、その破壊力は人類を滅ぼしかねないということも相まって、核兵器が人類を滅ぼすことを描いた映画が多数作られました。
人間はそのなかで核に対抗する姿もまた描かれましたが、核シェルターに避難するシーンは多くあります。
今回はそんな核シェルターが登場する作品を紹介しましょう。
ひとつめが2016年に公開された「10クローバーフィールドレーン」です。
これは怪物が登場し、人間がシェルターのなかに避難して、その共同生活を描いています。
おもしろいのは怪物が物語の終盤まで登場しないことです。
そのため主人公は避難してから怪物は本当にいるのか、と疑いだして共同生活はだんだんと崩壊していきます。
核シェルターは地下に作られるのが一般的ですが、大きな船として作られたものもあります。
それが世界の崩壊を描いた2009年の映画「2012」です。
これはマヤの予言をもとにした映画で、世界が崩壊していく様子を大迫力のスケールで映画化しました。
もっともスペクタクルなシーンは大津波が襲うシーンです。
人類はこの津波に対抗するために巨大なシェルターを船に浮かべます。
まさにこれはキリストのノアの方舟のようなものです。
船は津波に耐え抜き、アフリカへとたどり着きますが、それは人類の発祥の地がアフリカであり、ここからまた人間はやり直していくことが暗示されて物語は終わりを告げます。
この他にもシェルターが登場するシーンはいくつもあり、映画の重要なモチーフになり続けています。