コイルドライヤーで輸送コストの削減へ

下水を処理することで水はきれいな状態になるものの、汚泥が残ることになります。

汚泥は濃縮・脱水工程を経て脱水汚泥になりますが、これには大量の水分が含まれているため搬送する際には重量および容積が大きくなりがちです。

脱水汚泥にどれだけの水分が含まれているのかを数値化したものが含水率で、重量に対するパーセンテージになります。

一般的に、脱水汚泥には約80%の水分が含まれているといわれており、そのままの状態でトラックなどで運搬すると100kgの脱水汚泥では約80kgの水分も一緒に運ぶことになり、不経済な状態になります。

大阪府八尾市に本社を置く山本技研工機株式会社は、乾燥機・化学機や付帯設備・スクリューコンベヤなどの搬送機械を開発・製造販売行っている機械メーカーで、山本技研工機株式会社のロータリーコイルドライヤーを使うことで脱水汚泥に含まれる水分を取り除くことができます

山本技研工機株式会社のロータリーコイルドライヤーは、円筒形の設備内部で蒸気・加熱を行ったコイル・パドルが高速回転し、この回転エネルギーで処理物を解砕しながら表面積を広げて加熱を行う仕組みを持ちます。

脱水汚泥などの処理物を乾燥・減容することができる間接加熱型の乾燥機などの特徴を持ちます。

100kgの脱水汚泥を山本技研工機株式会社のロータリーコイルドライヤーにより20kgまで減らすことができる原理がありますので、輸送コストの削減にも効果を期待できるのではないでしょうか。

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